フィンジア

ピディオキシジルの効果を検証!ミノキシジルと同等は本当?嘘?

「ピディオキシジルはミノキシジルの誘導体だから、同じ効果では副作用はない」という説をネット上でよく見かけます。

もし本当なら発毛効果がありそうなもの。効果が同じっていうのは嘘?本当? 育毛には効くの?効かないの?

そのあたりをじっくり検証していきます。

ピディオキシジルは効かない?ミノキシジルと同等効果の根拠

ピディオキシジルという成分名ですが、これは日本国内でしか通じません。海外のデータにはKopyrrolPyrrolidinyl Diaminopyrimidine Oxideが使われます。

通称がコピロールで、正式名がピロリジニルジアミノピリミジンオキシド、というワケです。

それはさておき、ピディオキシジルはミノキシジルの構造を少し変えて、副作用が出ないようにした物質。


出典元:https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/121514005#section=Related-Compounds-with-Annotation

一般的には誘導体と呼ばれ、例えばビタミンCなら壊れにくい、ビタミンAなら浸透性といった都合のいい性質を付け加えます。

ピディオキシジルは元の構造をわずかに変えただけなので、作用自体はミノキシジルと似ているんです。

ピディオキシジルの効果はミノキシジルと同じ?

ピディオキシジルの製造元が出した、効果効能についての説明です。


出典元:https://www.slideshare.net/Kumarorganicproducts/kopyrrol-pyrrolidinyl-diaminopyrimidine-oxide

この資料によると、ピディオキシジルの作用は以下のようになります。

  • 髪の成長期を延長し、抜け毛を少なくする
  • 休止期の髪を速やかに成長期に移行させる
  • 血流を増やして毛包を大きく成長させる
  • 頭皮組織の細胞増殖を促し、髪が抜けにくくする

これって、ミノキシジルの作用とそっくりなんです。下記はミノキシジル発毛剤・リアップX5の作用説明です。


出典元:https://brand.taisho.co.jp/riup/minoxidil/

内容がホントよく似ていますね。成分の化学的構造が似ているので、当然といえば当然なんですが。

このあたりも、ミノキシジルと同じ効果が…、といわれる要因なんでしょう。

作用が同じでなら効果も同じ?

でも、作用が同じなら、その結果である効果も同じになるかも。製造元が行った実証試験の内容を見てみましょう。


出典元:https://www.slideshare.net/Kumarorganicproducts/kopyrrol-brochure

このグラフは、マウスの背中を剃ってミノキシジルとピディオキシジルを塗り、伸びた毛(成長期の毛)の重さを比べたもの。

左端が何も塗らず、真ん中がミノキシジル、右端がピディオキシジルです。はっきりと効果が出ているうえ、右端のピディオキシジルのほうが少し多いですね。

この結果を見る限り、ミノキシジルと同程度とも言えそう。ただし、これは動物実験の話です。人間の頭でも同じ結果になるとは限りません。

ピディオキシジルには育毛効果が期待できそうです。でも、ミノキシジルと同等の効果とまではいい切れない、といったところでしょうね。

臨床試験に見るピディオキシジルの育毛効果は?

ピディオキシジルでは人間による臨床試験も行われています。件数は少なく規模も小さいんですが、イタリアで断続的に行われた事例がいくつかありました。

・ジェノバ・gaslini研究所で、30人を対象に6ヵ月使った結果、9人で薄毛が改善しました。濃度は0.8%でした。

・フィレンツェ大学では男性14名、女性16名で3ヵ月の試験です。男性は9名が改善し、女性は全員に効果あり。これも濃度は0.8%です。

・ローマ聖母カトリック大学では、1.5%濃度で男性28名、女性14名に4ヵ月使いました。男性は全員効果なし、女性は全員に改善が見られました。

・ローマの病院では1.5%の濃度で40人が6ヵ月使いました。結果は17人に改善が見られました。
出典元:https://www.calvizie.net/triaminodil/

結果を見ると、2例目以外はいずれも半分以下の人しか改善していません。

ミノキシジルは、リアップの調査では半年で98%の改善率。これと比べればかなり低い効果です。

ピディオキシジルの効果は確かに期待できるんですが、試験ではミノキシジル同様とはいかなかったようですね。

少しでも効果があるのなら、クリニックでも使いそうなもの。実体はどうなんでしょう。

ピディオキシジルはAGAクリニックでは使用されていない

ピディオキシジルを治療に使っているクリニック、病院を探しましたが、国内では見つからず。

海外でも使っているところは確認できていません。

先ほど書いたイタリアの臨床試験のうち、1件は病院で実施されています。少なくともここぐらいはと思ったんですが、確認は取れませんでした。

効果の裏付けとなるデータはあるものの、件数が少なく内容も簡素。作用機序も解明されていないので、あえてピディオキシジルを使うメリットがないんでしょうね。

病院では使われなくても、他のところで使われています。

眉毛美容液にピディオキシジルが配合!評価は上々

ピディオキシジルのことをよく知らないと、何となく安全性が心配な人もいるでしょう。でも、効果も安全性も人体実験済なんです。

実は、育毛剤に使われる前から眉毛美容液に配合されていて、女性にはおなじみでした。代表的なものが、「アンファー スカルプD ボーデ ピュアフリーアイラッシュ アイブロウ」

目のすぐ上につけるものなので、刺激や毒性があったら大変ですよね。でも、それはまったく心配ない安全な成分で、韓国ではもっと前から問題なく使われていたみたいです。

効果についての評価も上々で、ツイッターなどで検索すると、「眉毛が生えた」という口コミがたくさん出てきます。

皆さん満足ですね。2chの育毛剤みたいな「効果ない」「生えない」といった投稿は、ホントに少ないんです。

続いてピディオキシジル配合の育毛剤をチェックします。

ピディオキシジル配合育毛剤を徹底比較!おすすめは?

ピディオキシジルを配合している育毛剤で代表的なものといえば、「ボストンスカルプエッセンス」それに「フィンジア」といったところでしょう。

それぞれ特長的な育毛剤です。おすすめできるのはどちらになるか、比べてみましょう。

成分・効果はボストン?フィンジア?

もっとも大切な、効果をもたらす成分はどちらが優位でしょう。

主成分は同じでも配合量でフィンジア

どちらも主成分は同じで、キャピキシルとピディオキシジルです。ただし、効果は違います。それは、配合量に差があるから。

キャピキシルは同じ5%ですが、ピディオキシジルの量がボストンスカルプエッセンスの1.5㎎に対してフィンジアは2㎎です。

0.5㎎の違いでも、育毛剤にとっては多い方が有利。これは明らかな事実なんです。

その他の成分も能力的にフィンジア

他の成分で、ボストンではフラーレンが特長的です。強力な抗酸化作用を持つノーベル賞成分ですが、頭皮の老化防止はできても抜け毛の抑制までは望めないでしょう。

一方フィンジアのほうは、成分の浸透を促すカプサイシンに加え、脱毛抑制のためにヒオウギ、ビワ葉エキスを配合。

薄毛対策は育毛だけでは片手落ちで、脱毛の抑制も必須なんです。どちらもカバーできる能力を持つフィンジアが優位ですね。

価格で優位なのはボストン?フィンジア?

効果の次に大切な価格です。これは誰だって安い方がいいに決まってますよね。両方並べてみましょう。

  フィンジア ボストンスカルプエッセンス
単品都度 13,440円 10,584円
1本定期コース 9,980円 9,504円
3本セット1本当り 11,600円 7,128円
3本セット定期1本当り 8,967円 6,408円
定期コース継続条件 1回 3回継続

最安値は、どちらも3本セットの定期コースになります。比べてみると、ボストンスカルプエッセンスが大幅に安いですね。

どんな買い方でもボストンが安くなり、値段では決定的にボストンが優位です。

値段は安いけれど継続縛りがネックに

ただし、ボストンには一つ難点が。安い定期コースで買うには、3回継続が条件になります。最安の3本セットなら、9本9ヵ月分を買わなくてはいけません。

これだけの縛りって、購入する人には結構な負担感、プレッシャーですよね。

値段は安いんですが、相当な買いにくさが加わると優位は相殺。ここは±で優劣なしですね。

人気が高いのはボストン?フィンジア?

フィンジアには、過去に売り切れの経験が何度もあります。最近では2018年9月にも。それほど人気が高いんですが、ボストンスカルプエッセンスには、そんな経験はないはずです。

フィンジアは定期コースでも1回で解約でき、気軽に始めるには最適なんです。一方ボストンには3回継続の縛りがあって、初心者のお試しには厳しいものがあります。

そのあたりの差が、フィンジアの売上増加につながったのかもしれません。想定外の売り上げになってしまって品切れ。フィンジアの人気はそれほど高いんです。

おすすめのピディオキシジル配合育毛剤はフィンジア

成分と効果、価格、人気の3点に絞って、ボストンスカルプエッセンスとフィンジアを比べました。

成分的にはピディオキシジル濃度が高いこと、値段が高いデメリットはあっても買いやすいメリットがあること、それに、売り切れるほどの人気の高さ。

こういったフィンジアのメリットが、ボストンを上回りました。おすすめはフィンジアに決まりです。

ただ、フィンジア使用者の評価は高いんですが、それがキャピキシルの効果なのか、ピディオキシジルによるものかの判断が難しいんですよね。

まとめ(キャピキシルほどの根拠はない)

ピディオキシジルには一定の効果は期待できますが、ミノキシジルと同等とまではいかないようでした。

キャピキシルの豊富な育毛データに比べると、根拠がやや弱いデータとか、効果もあと一歩のところ。

このため、キャピキシル配合の育毛剤では、どうしてもサブ成分的な扱いになるんです。

でも、眉毛育毛剤の評判はよかったですね。使っている人からあれだけ高く評価されるのだから、育毛剤も試す価値はあるでしょう。

試すなら、ボストンよりメリットが大きいフィンジアがおすすめです。